信託の基礎知識

Q21:信託の終了事由について教えてください。


回答:信託法163条及び164条1項が信託の終了事由について定めています。

(参考)

信託法163

信託は、次条の規定によるほか、次に掲げる場合に終了する。

1 信託の目的を達成したとき、又は信託の目的を達成することができなくなったとき 。

2 受託者が受益権の全部を固有財産で有する状態が一年間継続したとき。

3 受託者が欠けた場合であって、新受託者が就任しない状態が一年間継続したとき。

4 受託者が第52条(第53条第2項及び第54条第4項において準用する場合を含 む。)の規定により信託を終了させたとき。

5 信託の併合がされたとき。

6 第165条又は第166条の規定により信託の終了を命ずる裁判があったとき。

7 信託財産について破産手続開始の決定があったとき。

8 ~省略~

9 信託行為において定めた事由が生じたとき。

信託法164条1項

委託者及び受託者は、いつでも、その合意により、信託を終了することができる。

信託法52条1項

受託者は、第48条第1項又は第2項の規定により信託財産から費用等の償還又は費用の前払を受けるのに信託財産(・・・)が不足している場合において、委託者及び受益者に対し次に掲げる事項を通知し、第2号の相当の期間を経過しても委託者又は受益者から費用等の償還又は費用の前払を受けなかったときは、信託を終了させることができる。

1 信託財産が不足しているために費用等の償還又は費用の前払を受けることができない旨

2 受託者の定める相当の期間内に委託者又は受益者から費用等の償還又は費用の前払を受けないときは、信託を終了させる旨