経営者保証に関する基礎知識

Q30:保証人が、対象債権者に対して保証債務の減免を要請する場合の弁済計画にはどのような内容を記載するのですか。

A30

 当該保証人が財産の評定の基準時において保有する全ての資産(Q25の残存資産を除く。)を処分・換価して(処分・換価の代わりに、処分・換価対象資産の「公正な価額」に相当する額を弁済する場合を含む。)得られた金銭をもって、担保権者その他の優先権を有する債権者に対する優先弁済の後に、全ての対象債権者(ただし、債権額20万円以上(この金額は、その変更後に対象債権者となる全ての対象債権者の同意により変更することができる。)の債権者に限る。なお、弁済計画の履行に重大な影響を及ぼす恐れのある債権者については、対象債権者に含めることができるものとする。)に対して、それぞれの債権の額の割合に応じて弁済を行い、その余の保証債務について免除を受ける内容を記載します。